糖尿病予備群の方のための“満足できる”おやつ選び

「糖尿病気味だからおやつ(間食)は我慢しないといけない」
と思い詰めたり, 食べたい気持ちを抑え込んでいませんか?

絶対におやつは禁止、ではありません。大切なのは, 量と選び方です。
おやつを完全に断つよりも,無理なく, 長く続けられる工夫の方が, 結果的に血糖値の安定につながります。

① 量の目安は「100kcal以内」「片手にのるくらい」

大福やチョコバー1本は意外と300kcal超え
小分けタイプを活用すると食べすぎを防げます

② 血糖値を上げにくいものを選ぶ
OKなおやつ例 理由
素焼きのナッツ類(アーモンドなど) 食物繊維と良質な脂質が豊富
ヨーグルト(無糖) たんぱく質と乳酸菌で満足感が高い
チーズ1〜2個 少量で満腹感あり。血糖上昇が緩やか
蒸し芋,  ゆで栗 甘みがあって自然な食物繊維が豊富
   
「甘み=即ダメ」ではありません。ゆっくり吸収されることが大切です。

③ NGになりやすいおやつに注意

ジュース・炭酸飲料(糖分が液体だと吸収が早い)

菓子パン(脂質+糖質の組み合わせで血糖急上昇)

ケーキ・ドーナツ(少量でも高カロリー&高糖質)

🚫「飲む甘さ」や「ふわふわ甘い系」には特に注意!

☕「ちょっと一息」のおやつタイムも、工夫しだい

おやつは、「心を満たす」役割もあります。仕事や家事の合間にほっと一息入れることも、生活習慣病の予防には大切なことです。
小皿に盛りつけて食べる
食べる時間帯を決める(例:午後3時まで)
食後すぐでなく、空腹が落ち着いてからがベスト

糖尿病予備群の方にとって、食事制限は不安なテーマかもしれません。
でも、**「やめる」よりも「選び直す」**ことで、暮らしの満足度を保ちながら血糖を整えることは可能です。